技術的特質
What makes RFF excellent
CO₂発生量の多い既存のフィラーとは対照的に当社のRFFは非常に低密度です。ISO21687でのガスクロマトグラフィー測定ではRFFの密度は1.3 g/cm³です。これはカーボンブラックや沈降シリカと比較するとそれぞれ25%, 35%程度低い値です。カオリン、タルク、シリカなどの不活性無機フィラーはRFFの2倍の重さです。このRFFの特長はコンパウンド全体の軽量化を可能にします。コンパウンド設計によって(ゴムのタイプ、代替するフィラー、フィラーの配合量など)、最大25%程度の軽量化を実現できます。軽量化はいくつかの業界では製品設計時に非常に重要視されている項目です。今日では自動車業界は燃料効率性の観点から、この軽量化を非常に重視しています。電気自動車やハイブリッド車の電池の重量をカバーする為に軽量な素材は強く求められているものです。
当社のRFFは乾燥状態で1*1010 Ωm以上という高い電気抵抗性を持ちます。水溶液内での電導性はISO787基準で1500 µS/cm以下です。カーボンブラックやシリカ、その他の無機白色フィラーとは対照的にRFFを使用したゴムコンパウンドは、どのフィラー配合量の場合でも電気絶縁性を持ちます。これはゴムがマグネシウム、アルミニウムなどの軽合金に直接接触する場合に起こる電気的腐食を防ぐことにつながります。同様にゴム製品が水やその他の冷却液などに接触する場合の電気化学的劣化も高率で気に防ぐことが可能です。
多くの石油由来の原料とは違い、RFFはPAHを含有していません。以下が詳細なデータになります。